日経平均は504円安と3日ぶり大幅反落、プライム市場の8割近くが下落=21日前場

 21日前場の日経平均株価は、前日比504円51銭安の3万3171円43銭、TOPIX(東証株価指数)は、同23.92ポイント安の2325.46ポイントといずれも3日ぶりに大幅反落して取引を終了した。現地20日の米国株安を受け、朝方から売りが先行。日経平均株価はきのう20日に大幅続伸し、7月3日の年初来高値(3万3753円)を視界に捉えていたが、直近で900円強の値上がりとなっていたこともあり、手じまい売り優勢となったもよう。午前11時17分には、同574円79銭安の3万3101円15銭を付けるなど、弱含みの展開となった。東証プライム市場の出来高は6億9459万株、売買代金は1兆7740億円。騰落銘柄数は値上がりが292銘柄、値下がりは1317銘柄とプライム市場の8割近くとなり、変わらず49銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇した。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も軟調。アステラス薬<4503.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇している。

 個別では、東洋建設<1890.T>、リズム<7769.T>、セルソース<4880.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、SBテクノ<4726.T>などが下落。半面、アカツキ<3932.T>、KLab<3656.T>、八洲電機<3153.T>、太平電業<1968.T>、邦ガス<9533.T>などが上昇している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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