日経平均は101円程度高、買い一巡後は様子見姿勢が強まっているもよう=25日前場

 25日午前10時8分すぎの日経平均株価は、前週末比101円程度高い3万3270円前後で推移する。前週末22日のしっかりした値動きが継続したもようで、買い先行スタート。寄り付きに同245円46銭高の3万3414円51銭を付けている。買い一巡後は、手がかり材料に乏しいなか、現地25日の欧米株式市場がクリスマスで休場となることもあり、様子見姿勢が強まっているようだ。現地22日の米国株式市場では、NYダウが反落した一方、ナスダック総合指数が続伸するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末22日の大阪取引所清算値比210円高の3万3270円だった。

 業種別では、33業種のうち27業種が上昇。6業種が下落している。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株が上昇。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も堅調。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、日本紙<3863.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株が下落している。

 個別では、三井海洋<6269.T>、三井ES<7003.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>、ブレインP<3655.T>、洋エンジ<6330.T>などが上昇。半面、北越コーポ<3865.T>、川崎汽<9107.T>、アンビス<7071.T>、シンクロF<3963.T>、JDI<6740.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時7分時点で、1ドル=142円台の前半(前週末22日は142円23-25銭)、1ユーロ=156円台の後半(同156円46-50銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ