日経平均は22円程度高、積極的な売買は限られるが小幅高で推移=26日前場

 26日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比22円程度高い3万3276円前後と小幅高で推移する。朝方は、きのう25日の流れが継続し買い先行でスタートした。ただ、その後に下げ転換するなど、不安定な値動きとなる場面もみられた。市場参加者が少ないなか、積極的な売買は限られるものの、午前9時38分には、同58円23銭高の3万3312円26銭を付けている。現地25日の欧米株式市場は、クリスマスで休場。大阪取引所のナイトセッションでは25日清算値比10円安の3万3190円と小動きだった。

 業種別では、33業種のうち21業種が上昇。12業種が下落している。日本紙<3863.T>、大王紙<3880.T>などのパルプ紙株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株が上昇。INPEX<1605.T>、K&Oエナジ<1663.T>などの鉱業株や、TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も高い。三井物産<8031.T>、住友商事<8053.T>などの卸売株や、AGC<5201.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株も堅調。大林組<1802.T>、大和ハウス<1925.T>などの建設株や、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株もしっかり。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が下落している。

 個別では、日本光電<6849.T>、ピーシーエー<9629.T>、北越コーポ<3865.T>、リケンNPR<6209.T>、ランドC<3924.T>などが上昇。半面、霞ヶ関キャピ<3498.T>、アトラエ<6194.T>、PRTIME<3922.T>、三井海洋<6269.T>、藤田観<9722.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=142円台の前半(25日は142円35-55銭)、1ユーロ=156円台の半ば(同156円89-94銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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