<相場の読み筋>12月27日

2023/12/27 7:45

 26日の米国株式は、NYダウが前週末比159.36ドル高の3万7545.33ドルと反発、ナスダック総合指数が同81.600ポイント高の1万5074.573ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が5億9136万株、ナスダック市場が58億5030万株だった。主要な経済指標の発表がなく、クリスマスから年末にかけての休暇を取る投資家も多いとみられ、積極的な売買は限られた。イスラエルへの大型設備投資と同国政府による支援策が報じられたインテルが急騰。また、NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が急反発したことを受け、エネルギー株も堅調だった。NYダウの採用銘柄では、インテルのほかキャタピラーやスリーエム(3M)などが、値上がり率の上位に入っている。

 27日の東京株式は、買い先行後も堅調な展開か。日経平均株価は現地26日の米国株式が上昇した動きを受け、4日続伸スタートとなろう。市場参加者の減少で、動意薄の状況が続いているが、堅調な値動きが見込まれる。年内受け渡し最終売買日にあたることから、利益と損失の確定売りが出る場面も想定されるが、業績に対する先行き期待が支えとなりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の半ば(26日は142円32-34銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の前半(同156円87-91銭)とやや円安方向にある。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、アドバンテスト<6857.T>、京セラ<6971.T>、三菱商事<8058.T>などが、26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比210円高の3万3430円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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