<新興国eye>ブラジル中銀週報:24年末の政策金利見通しを9%に引き下げ

新興国

2023/12/27 8:47

 ブラジル中央銀行が26日発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」によると、中銀の委託を受けて民間アナリストが予想した、24年末時点の政策金利の見通しは9.25%から9.00%に引き下げられた。1カ月前は9.25%だった。24年1月31日の次回会合時点の見通しは11.25%に据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前も11.25%だった。25年末時点の見通しは8.50%も据え置かれた。据え置きは3週連続。1カ月前は8.75%だった。

 また、IPCA(拡大消費者物価指数)で見た23年のインフレ見通しは前週予想の4.49%上昇から4.46%上昇に引き下げられた。引き下げは3週連続。1カ月前は4.53%上昇だった。他方、24年の見通しも3.93%上昇から3.91%上昇に引き下げられた。1カ月前は3.91%上昇だった。

 23年実質GDP(国内総生産)伸び率の見通しは前週予想の2.92%増に据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は2.84%増だった。24年の見通しは1.51%増から1.52%増に引き上げられた。1カ月前は1.50%増だった。

 一方、為替(対ドル)レートの見通しは、23年末時点の見通しが前週予想の4.93レアルから4.90レアルに引き下げられた。引き下げは4週連続。1カ月前は5.00レアルだった。24年末時点の見通しは5.00レアルに据え置かれた。据え置きは2週連続。1カ月前は5.05レアルだった。

提供:ウエルスアドバイザー社

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