日経平均は400円程度高、朝方から堅調で高値圏で推移=27日前場

 27日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比400円程度高い3万3710円前後で推移する。市場参加者が少ないものの朝方から堅調な値動きで、午前9時35分には、同412円12銭高の3万3717円97銭を付けている。連日で堅調な値動きが続くなか、現地26日の米国株式市場では、NYダウが反発しナスダック総合指数が3日続伸。フィラデルフィア半導体株(SOX)指数も高く、半導体関連株などに、物色の矛先が向かっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比210円高の3万3430円だった。

 業種別では、33業種のうち31業種が上昇。2業種が下落している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が上昇。KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も高い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も堅調。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株もしっかり。一方、TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、極洋<1301.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が下落している。

 個別では、gumi<3903.T>、Vテク<7717.T>、アトラエ<6194.T>、帝通工<6763.T>、サムコ<6387.T>などが上昇。半面、GLM<3486.T>、ヨータイ<5357.T>、東映<9605.T>、セレス<3696.T>、IDHD<4709.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=142円台の半ば(26日は142円32-34銭)、1ユーロ=157円台の半ば(同156円87-91銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ