日経平均は148円程度安、売り一巡後はやや値を戻す動き=28日前場

 28日午前10時4分すぎの日経平均株価は、前日比148円程度安い3万3532円前後で推移する。日経平均株価は、午前9時26分に、同270円00銭安の3万3411円24銭を付けている。直近4日間で540円程度の値上がりとなっていたことによる警戒感が先行。12月配当権利の落ち日でもあるほか、円がドルやユーロに対し円高方向に振れていることも意識された。売り一巡後は、やや値を戻す動きにあるようだ。現地27日の米国株式は、NYダウが続伸し史上最高値を更新したほか、ナスダック総合指数は4日続伸。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、27日の大阪取引所清算値比150円安の3万3450円だった。

 業種別では、33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も安い。AGC<5201.T>、カーボン<5302.T>などのガラス土石株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も軟調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株も弱い。一方、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇している。

 個別では、トレンド<4704.T>、バリューHR<6078.T>、ファンコミ<2461.T>、NJS<2325.T>、アルプス技<4641.T>などが下落。半面、瑞光<6279.T>、インターアク<7725.T>、ニーズウェル<3992.T>、ケアネット<2150.T>、JTEC<3446.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時4分時点で、1ドル=141円台の半ば(27日は142円77-79銭)、1ユーロ=157円台の前半(同157円62-66銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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