日経平均608円高、連日でバブル崩壊後の高値、終値で3万5000円を回復=11日後場

 11日後場の日経平均株価は、前日比608円14銭高の3万5049円86銭と大幅に4日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同38.39ポイント高の2482.87ポイントと6日続伸して取引を終えた。両指数ともに、連日で終値ベースのバブル崩壊後高値を更新。日経平均株価は終値ベースで1990年2月22日(3万5826円)以来、33年11カ月ぶりの水準を回復した。外国為替市場で、円がドルやユーロに対して、円安に振れていることや、時間外取引で米株価指数先物が上昇したことを支えに、日経平均株価は午後零時55分に、同715円84銭高の3万5157円56銭を付ける場面もみられた。その後は、短期的な上昇を警戒し、模様眺めムードが広がったもよう。東証プライム市場の出来高は18億4940万株、売買代金は4兆7912億円。騰落銘柄数は値上がりが1064銘柄、値下がりは548銘柄、変わらず45銘柄だった。

 業種別では、全33業種が値上がりした。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も堅調。クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株、塩野義薬<4507.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株もしっかりだった。

 個別では、技研製<6289.T>、さくら<3778.T>、カーブスHD<7085.T>、アネスト岩田<6381.T>、日進工具<6157.T>などが上昇。半面、ネットプロテ<7383.T>、サイゼリヤ<7581.T>、インフォMT<2492.T>、ベル24HD<6183.T>、エラン<6099.T>などは下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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