日経平均は170円程度高、先高期待から高値圏で推移=15日前場

 15日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前週末比170円程度高い3万5747円前後で推移する。朝方から前週末12日に、大幅に5日続伸した強い動きが継続。一時、下げに転じる場面もみられたが、先高期待から買い意欲が強いもようで、午前10時4分には同178円71銭高の3万5755円82銭を付けるなど、高値圏で推移する。現地12日の米国株式市場では、NYダウが3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は小幅に6日続伸するなどまちまち。米英両軍がイエメンの武装組織フーシに対し、商船攻撃への報復として軍事拠点を攻撃したことや、3連休を控えて、様子見姿勢が強まった。現地12日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比65円安の3万5545円だった。

 業種別では、33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も堅調。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株もしっかり。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、パソナ<2168.T>、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>などのサービス株が下落している。

 個別では、マネーフォワード<3994.T>、インターアク<7725.T>、サーラ<2734.T>、松屋<8237.T>、ラクトJ<3139.T>などが上昇。半面、JIA<7172.T>、SHIFT<3697.T>、エスプール<2471.T>、ベイカレント<6532.T>、IDOM<7599.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=145円台の前半(前週末12日は145円14-16銭)、1ユーロ=158円台の後半(同159円15-19銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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