日経平均324円高、一時3万6000円超えで堅調推移=15日後場

 15日後場の日経平均株価は、前週末比324円68銭高の3万5901円79銭と6日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同30.37ポイント高の2524.60ポイントと8日続伸して取引を終えた。両指数ともに、連日で終値ベースのバブル崩壊後高値を更新した。日経平均株価は、前場の堅調地合いを受け上げ幅を拡大。午後1時12分には、同431円12銭高の3万6008円23銭と、取引時間中としては33年11カ月ぶりとなる3万6000円台を回復した。1月限のSQ値(3万6025円97銭)には届かず、上値は重かったものの、総じて堅調に推移した。東証プライム市場の出来高は15億5966万株、売買代金は4兆143億円。騰落銘柄数は値上がりが1299銘柄と8割に迫り、値下がりは321銘柄、変わらずは36銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が上昇。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も堅調。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株もしっかり。一方、ANA<9202.T>、スカイマーク<9204.T>などの空運株が下げた。

 個別では、マネーフォワード<3994.T>、松屋<8237.T>、サーラ<2734.T>、ラクトJ<3139.T>、さくら<3778.T>などが上昇。半面、JIA<7172.T>、SHIFT<3697.T>、エスプール<2471.T>、ベイカレント<6532.T>、IDOM<7599.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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