日経平均282円安と7日ぶり反落、値下がり銘柄はプライムの8割超に=16日後場

 16日後場の日経平均株価は、前日比282円61銭安の3万5619円18銭と7日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)は同20.62ポイント安の2503.98ポイントと9日ぶりに反落して取引を終えた。TOPIXの下落は24年に入り初めて。日経平均株価は朝方、買い先行でスタートしたものの、短期的な過熱感が警戒され下げに転じ、午前10時28分には、同314円26銭安の3万5587円53銭を付けた。後場に入り、先高期待を支えに下値を拾う動きがみられたが、時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり、模様眺めムードが広がり弱含んだ。東証プライム市場の出来高は15億3332万株、売買代金は3兆9416億円。騰落銘柄数は値上がりが245銘柄、値下がりは1381銘柄でプライムの8割を超えた。変わらずは31銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇した。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株が下落。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も安い。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も弱かった。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇した。

 個別では、テラスカイ<3915.T>、日本国土開発<1887.T>、東京産業<8070.T>、FPパートナ<7388.T>、ジャステック<9717.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、古野電気<6814.T>、サムコ<6387.T>、いちご<2337.T>、フィックスターズ<3687.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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