日経平均141円安、前日終値近辺でもみ合うも安値近辺で取引終了=17日後場

 17日後場の日経平均株価は、前日比141円43銭安の3万5477円75銭、TOPIX(東証株価指数)は同7.60ポイント安の2496.38ポイントとともに続落して取引を終えた。朝方は買い優勢で日経平均株価は前場に3万6200円台を付ける場面もみられた。ただ、株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに上げ幅を縮小。後場に入ると、強弱感の対立から前日終値近辺でもみ合う動きがみられたが、取引終了近くには売り圧力が強まり、午後2時59分に同142円66銭安の3万5476円52銭を付けるなど、軟調だった。東証プライム市場の出来高は19億6260万株。売買代金は5兆2787億円で3日ぶりに5兆円を突破した。騰落銘柄数は値上がりが486銘柄、値下がりは1114銘柄、変わらずは57銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株が下落。中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株が安い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も軟調。大東建託<1878.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も弱かった。一方、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株が上昇した。

 個別では、ヤマエGHD<7130.T>、JIA<7172.T>、Gunosy<6047.T>、TSIHD<3608.T>、松屋<8237.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、DDグループ<3073.T>、アイネット<9600.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、プロネクサス<7893.T>などが上げている。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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