日経平均は62円程度高、売り先行も上げ転換し堅調=18日前場

 18日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比62円程度高い3万5540円前後で推移する。朝方は、きのう17日の上値の重い動きが継続し、売りが先行した。ただ、株価指数先物に断続的な買いが入り上げ転換し、午前9時17分には同156円06銭高の3万5633円81銭を付けた。その後はもみ合い商状が続いている。現地17日の米国株式市場では、堅調な消費動向から、FRB(米連邦準備制度理事会)による早期の利下げ期待が後退。NYダウ、ナスダック総合指数ともに続落した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比10円高の3万5500円だった。

 業種別では、33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落している。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も高い。TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も堅調。王子HD<3861.T>、巴川コーポ<3878.T>などのパルプ紙株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株もしっかり。一方、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株が下落している。

 個別では、松尾電機<6969.T>、サイネックス<2376.T>、エプコ<2311.T>、住石HD<1514.T>、アルファパー<7115.T>などが上昇。半面、ピクセラ<6731.T>、タカショー<7590.T>、アウン<2459.T>な、日建工学<9767.T>、スマトバリュ<9417.T>どが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=148円トビ台(17日は147円87-88銭)、1ユーロ=161円台の前半(同160円73-77銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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