日経平均は373円高と大幅に3日続伸、上げ幅拡大し3万7000円に接近=23日前場

 23日前場の日経平均株価は、前日比373円32銭高の3万6920円27銭、TOPIX(東証株価指数)は同16.94ポイント高の2561.86ポイントと、そろって大幅に3日続伸して取引を終了。日経平均の終値は前場の高値となり、心理的なフシ目の3万7000円に迫った。朝方から買いが優勢で取引を開始したが、買い一巡後は、利益確定売りに押され上値の重い場面もみられた。ただ、日経平均への指数寄与度の高いファーストリテ<9983.T>が、昨年来高値を更新し4万円台に乗せたことなどから、上昇指向が強まったようだ。東証プライム市場の出来高は7億7654万株、売買代金は2兆3619億円。騰落銘柄数は値上がりが913銘柄、値下がりは658銘柄、変わらずは87銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落している。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株が上昇。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、日立<6501.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も高い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も堅調。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下落している。

 個別では、ラクスル<4384.T>、さくら<3778.T>、野村マイクロ<6254.T>、インフォMT<2492.T>、ギフトHD<9279.T>などが上昇。半面、T&K<4636.T>(監理)、セック<3741.T>、オプティム<3694.T>、エンプラス<6961.T>、日伝<9902.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ