日経平均は79円程度安、下値拾いで下げ渋り=25日前場

 25日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比79円程度安い3万6147円前後で推移する。前日の弱い動きが継続し売りが先行。午前9時15分には、同156円89銭安の3万6069円59銭を付けている。売り一巡後は、下値を拾う動きから下げ渋る動きにあるもよう。現地24日の米国株式市場では、NYダウが続落した一方、ナスダック総合指数は5日続伸するなど、まちまち。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比15円安の3万6245円だった。

 業種別では、33業種のうち18業種が下落、15業種が上昇している。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。エムスリー<2413.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も安い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、KDDI<9433.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も弱い。一方、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が上昇している。

 個別では、オービック<4684.T>、JCRファーマ<4552.T>、ベイカレント<6532.T>、ニデック<6594.T>、SHIFT<3697.T>などが下落。半面、広済堂HD<7868.T>、日電子<6951.T>、フューチャー<4722.T>、円谷FH<2767.T>、芝浦<6590.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=147円台の半ば(24日は147円78-80銭)、1ユーロ=160円台の半ば(同160円69-73銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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