<相場の読み筋>1月26日

2024/1/26 7:45

 25日の米国株式は、NYダウが前日比242.74ドル高の3万8049.13ドルと3日ぶり反発、ナスダック総合指数が同28.578ポイント高の1万5510.496ポイントと6日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億2679万株、ナスダック市場が49億3488万株だった。NYダウは3日ぶりに終値ベースでの史上最高値を更新した。米10-12月期GDP(国内総生産)速報値は、年率換算で前期比3.3%増となり、市場予想平均の同2.0%増を上回った。同時期の個人消費も前期比2.8%増と、市場予想平均の同2.5%増を超えるなど、堅調な経済指標を好感した。NYダウ採用銘柄では、24日の通常取引終了後に好調な決算を発表したIBMが買われたほか、ダウ(旧ダウ・デュポン)やキャタピラーなどが値上がり率の上位に入っている。

 26日の東京株式は反落後、軟調な展開か。きのう25日の日経平均株価は、取引終了にかけ小幅ながら反発。ただ、一時、心理的なフシ目の3万6000円を割り込む場面がみられるなど、不安定な値動きだった。週末要因や決算発表の本格化を控え、手控えムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(25日は147円67-69銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の前半(同160円77-81銭)とやや円高方向にある。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ニデック<6594.T>、パナソニック<6752.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、25日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比180円安の3万6040円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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