日経平均は355円程度安、株価指数先物に断続的な売りで下げ幅拡大=26日前場

 26日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比355円程度安い3万5881円前後で推移する。前日の不安定な値動きや、現地25日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値が、25日の大阪取引所清算値比180円安の3万6040円だったこともあり、売りが先行。株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに、午前9時15分には、同428円43銭安の3万5808円04銭を付ける場面もみられた。売り一巡後は、押し目を拾う動きから下げ渋る展開にあるもよう。現地25日の米国株式市場では、NYダウが3日ぶりに反発し終値ベースで史上最高値を更新したほか、ナスダック総合指数が6日続伸するなど、堅調だった。

 業種別では、33業種のうち26業種が下落、7業種が上昇している。東電力HD<9501.T>、中部電力<9502.T>などの電気ガス株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、SUMCO<3436.T>、横河ブリッジHD<5911.T>などの金属製品株も安い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株も弱い。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇している。

 個別では、ルネサス<6723.T>、エンプラス<6961.T>、東エレデバ<2760.T>、TBSHD<9401.T>、富士通ゼネラル<6755.T>などが下落。半面、未来工業<7931.T>、大平金<5541.T>、霞ヶ関キャピタル<3498.T>、小松ウオール<7949.T>、HIOKI<6866.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=147円台の半ば(25日は147円67-69銭)、1ユーロ=160円台の前半(同160円77-81銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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