日経平均は154円程度高、押し目を拾う動きなどから堅調な値動き=29日前場

 29日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前週末比154円程度高い3万5905円前後で推移する。午前9時53分には、同218円26銭高の3万5969円33銭を付けている。前週末26日に急反落した反動から、朝方から買いが先行。押し目を拾う動きなどから、堅調な値動きとなっているもよう。現地26日の米国株式市場では、NYダウが続伸し終値ベースでの史上最高値を連日で更新した一方、ナスダック総合指数7日ぶりに反落するなど、まちまちの動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比235円高の3万5915円だった。

 業種別では、33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落している。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も高い。三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株も堅調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株もしっかり。一方、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株が下落している。

 個別では、カゴメ<2811.T>、CIJ<4826.T>、アルゴグラ<7595.T>、ラクトJ<3139.T>、アジアパイル<5288.T>などが上昇。半面、JCRファーマ<4552.T>、エンプラス<6961.T>、さくら<3778.T>、インソース<6200.T>、ポールHD<3657.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時6分時点で、1ドル=148円台の前半(前週末26日は147円77-79銭)、1ユーロ=160円台の半ば(同159円88-92銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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