<相場の読み筋>1月30日

2024/1/30 7:45

 29日の米国株式は、NYダウが前週末比224.02ドル高の3万8333.45ドルと3日続伸し史上最高値を更新、ナスダック総合指数が同172.681ポイント高の1万5628.045ポイントと反発して取引を終了した。出来高概算は、NY市場が8億6016万株、ナスダック市場が51億3474万株だった。30日からのFOMC(米連邦公開市場委員会)開催を控え、様子見姿勢が強かった。ただ、米財務省が発表した1-3月の連邦政府の借入金額は7600億ドルと予想され、前回発表よりも550億ドルの減額となり、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)。相対的な投資妙味から株式に資金が向かった。NYダウ採用銘柄では、セールスフォースやウォルト・ディズニー、ビザなどが値上がり率の上位に入っている。

 30日の東京株式は、続伸後も堅調か。日経平均株価は、きのう29日に反発した地合いが継続し、買い優勢スタート後もしっかりした動きとなりそう。ただ、決算発表の本格化を控え、決算内容を確認したいとして、積極的な売買は限られる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(29日は147円79-81銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の後半(同160円15-19銭)と、やや円高方向にある。29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、コマツ<6301.T>、キーエンス<6861.T>などが、29日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比85円高3万6125円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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