日経平均は38円高と小幅続伸、買い一巡後は手じまい売りに押される展開=30日後場

 30日後場の日経平均株価は、前日比38円92銭高の3万6065円86銭と小幅に続伸、TOPIX(東証株価指数)は同2.55ポイント安の2526.93ポイントと反落して取引を終了。日経平均は、きのう29日の好地合いが継続し、現地29日の米国市場で、NYダウが3日連続で史上最高値を更新したことも追い風に、朝方から買いが先行。午前9時37分には、同222円09銭高の3万6249円03銭を付けた。買い一巡後は、手じまい売りに押される展開となった。後場に入り、上値を試す場面がみられたものの、積極的な買いにはつながらず、戻りは限られた。東証プライム市場の出来高は14億1367万株、売買代金は3兆7547億円。騰落銘柄数は値上がりが563銘柄に対し、値下がりは1047銘柄と6割を超えた。変わらずは47銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち11業種が上昇、22業種が下げた。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、イトーキ<7972.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が上昇。ライフネット<7157.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、信越化<4063.T>、日東電工<6988.T>などの化学株が高い。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、トプコン<7732.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も堅調。ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株もしっかり。一方、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株は下落した。

 個別では、ピーシーエー<9629.T>、SREHD<2980.T>、LITALICO<7366.T>、グローセル<9995.T>(監理)、東光高岳<6617.T>などが上昇。半面、航空電子<6807.T>、KLab<3656.T>、ツルハHD<3391.T>、四国化HD<4099.T>、日証金<8511.T>などが下げた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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