日経平均は44円程度高、買い先行後は上値が重いもよう=26日前場

 26日午前10時17分すぎの日経平均株価は、前日比44円程度高い3万7673円前後で推移する。朝方から、米国で通常取引終了後、アルファベット(グーグルの持ち株会社)とマイクロソフトの決算を好感し、時間外取引で米株価指数先物が上昇したこともあり、買いが先行。寄り付き直後の午前9時1分には、同158円16銭高の3万7786円64銭を付けた。その後は、戻り待ちの売りに上値は重いもよう。現地25日米国株式市場では、NYダウが続落し、ナスダック総合指数は4日ぶりに反落。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比55円高の3万7665円だった。

 業種別では、33業種のうち13業種が上昇、20業種が下落している。パイロット<7846.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株も高い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、アステラス薬<4503.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株も堅調。三井不<8801.T>、住友不<8830.T>などの不動産株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株もしっかり。一方、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株が安い。

 個別では、ゼオン<4205.T>、ユアテック<1934.T>、明星工<1976.T>、インソース<6200.T>、キーエンス<6861.T>などが上昇。半面、東光高岳<6617.T>、愛三工<7283.T>、フタバ<7241.T>、柿安本店<2294.T>、ジェコス<9991.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時17分時点で、1ドル=155円台の半ば(25日は155円62-64銭)、1ユーロ=166円台の後半(同166円83-87銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ