日経平均は193円安と3日ぶり反落、プライム売買代金は3週ぶりに5兆円超え=6日後場

 6日後場の日経平均株価は、前日比193円50銭安の3万6160円66銭、TOPIX(東証株価指数)は同17.46ポイント安の2539.25ポイントと、そろって3日ぶりに反落して取引を終了した。朝方から売りが優勢の展開で、日経平均は午前10時18分に同288円18銭安の3万6065円98銭を付けた。その後、押し目いに下げ渋る動きもみられた。午後1時25分に、トヨタ<7203.T>が24年3月期第3四半期累計(23年4-12月)の連結決算(IFRS)を発表。大幅な増益で着地し、通期業績予想を上方修正した。同社株が、好業績を背景に実質的な上場来高値を更新する動きとなったことが刺激材料となり、日経平均は60円弱まで下げ幅を縮小する場面もみられた。ただ、買いの動きが続かず、取引終了にかけて軟調に推移した。

 東証プライム市場の出来高は19億1158万株、売買代金は5兆274億円で1月17日以来、3週ぶりに5兆円超えとなった。騰落銘柄数は値上がりが385銘柄で、値下がりは1233銘柄で7割を超えた。変わらずは40銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落。三菱UFJ<8306.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も安い。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、武田薬<4502.T>、アステラス薬<4503.T>などの医薬品株も軟調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も弱い。一方、豊田織<6201.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が高い。

 個別では、オムロン<6645.T>、大平金<5541.T>、冶金工<5480.T>、メンバーズ<2130.T>、ヤマトHD<9064.T>などが下落。半面、デクセリアル<4980.T>、アステリア<3853.T>、ブレインP<3655.T>、ワールド<3612.T>、チャームケア<6062.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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