日経平均は270円程度高、買い一巡後は上値が重いもよう=8日前場

 8日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比270円程度高い3万6390円前後で推移する。きのう7日に下げ渋る動きをみせていたことや、現地7日の米国市場で、NYダウが続伸し3日ぶりに終値ベースで史上最高値を更新したほか、ナスダック総合指数も続伸したことを支えに、買いが先行。午前9時30分には、同323円70銭高の3万6443円62銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに押され、上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比150円高の3万6280円だった。

 業種別では、33業種のうち11業種が上昇、22業種が下落する。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、オリックス<8591.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株が上昇。日本製鉄<5401.T>、神戸鋼<5406.T>などの鉄鋼株や、キーエンス<6861.T>、村田製<6981.T>などの電気機器株も高い。ネクソン<3659.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、塩野義薬<4507.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も堅調。テルモ<4543.T>、東精密<7729.T>などの精密機器株や、SOMPOH<8630.T>、第一生命HD<8750.T>などの保険株もしっかり。一方、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、AGC<5201.T>、太平洋セメ<5233.T>などのガラス土石株、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が安い。

 個別では、協和キリン<4151.T>、カーバイド<4064.T>、日電波<6779.T>、IWI<4847.T>、大末建設<1814.T>などが上昇。半面、DeNA<2432.T>、菱製鋼<5632.T>、東芝テック<6588.T>、ユナイテッドアローズ<7606.T>、三井金属<5706.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=148円トビ台(7日は147円82-83銭)、1ユーロ=159円台の半ば(同159円24-28銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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