<米国株情報>ディズニーは急反発、第1四半期の利益が市場予想上回る―自社株買いも発表

株式

2024/2/9 10:14

 ウォルト・ディズニー<DIS>は8日、前日比11.50%高の110.54ドルと急反発し、23年2月9日以来ちょうど1年ぶりに110ドル台に乗せた。7日引け後に発表した24年9月期第1四半期(23年10-12月)決算が好感された。

 売上高は前年同期比0.2%増の235億4900万ドルにとどまり、市場予想に届かなかったが、純利益は同49%増の19億1100万ドル、調整後の希薄化後1株当たり利益(EPS)は同23%増の1.22ドルとなり、市場予想を上回った。12月末のフリーキャッシュフローは8億8600万ドル(前年同期は21億5500万ドルの赤字)に急回復した。

 売上面では、パーク部門とスポーツ部門が好調となった一方で、動画配信サービスの「ディズニー+(プラス)」の視聴者数が減少に転じたエンターテインメント部門が減収となった。ディズニー+の会員数(12月末時点)は前四半期末と比べて0.4%減の1億4960万人となり、「Hulu(フールー)」などとの合算では合わせた1億9930万人となっている。

 利益面では、前年に大規模なリストラを実施した費用を計上していたため、その反動から利益率が改善。セグメント別では、エンターテインメント部門においてディズニー+を含むダイレクト・コンシューマー・プロダクト事業の営業赤字が縮小した。

 また、ボブ・アイガーCEO(最高経営責任者)は後継者問題について、経済専門チャンネルCNBCのインタビューで、「26年末にCEO契約が満了する際、会社が後継者を見つけると確信している」と述べた。

 24年9月期の通期については、調整後EPSが少なくとも前期比20%増の約4.6ドルになると予想している。

 決算と同時に、6年ぶりに30億ドルの自社株買いを実施することも発表した。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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