日経平均は260円安と4日ぶり反落、取引終了にかけ弱含む=14日後場

 14日後場の日経平均株価は、前日比260円65銭安の3万7703円32銭と4日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)は同27.44ポイント安の2584.59ポイントと、そろって反落して取引を終えた。きのうの大幅高の反動や、米1月CPI(消費者物価指数)の結果を受けた米国株安などで、朝方から売りが先行した。日経平均は弱含みのなか午後1時29分には、同369円50銭安の3万7594円47銭を付ける場面がみられた。その後は、下げ渋る動きをみせたものの、取引終了近くにかけ、弱含む格好となった。東証プライム市場の出来高は19億898万株、売買代金は5兆1900億円。騰落銘柄数は値上がりが324銘柄の一方、値下がりは1319銘柄と8割近くあり、変わらずは14銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇した。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が下落。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も軟調。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、アシックス<7936.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株が高い。

 個別では、恵和<4251.T>、ナブテスコ<6268.T>、ラクス<3923.T>、DmMiX<7354.T>、QBネットH<6571.T>などが下落。半面、タツモ<6266.T>、イトーキ<7972.T>、東和薬品<4553.T>、LINK&M<2170.T>、さくら<3778.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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