日経平均は245円高と反発もプライム値下がり銘柄は7割超=15日前場

 15日前場の日経平均株価は、前日比245円03銭高の3万7948円35銭と反発。一方、TOPIX(東証株価指数)は同2.69ポイント安の2581.90ポイントと、小幅ながら続落した。現地14日の米国市場で、金利の高止まりに対する警戒感がやや後退、NYダウ、ナスダック総合指数がともに反発したことから、買いが先行。日経平均は午前9時24分に、同424円53銭高の3万8127円85銭を付けた。買い一巡後は、利益確定売りや時間外取引で米株価指数先物が下落していることもあり、上値が重かった。東証プライム市場の出来高は10億2447万株、売買代金は2兆8664億円。騰落銘柄数は値上がりが414銘柄に対し、値下がりは1203銘柄と7割超を占めた。変わらずは36銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち10業種が上昇、23業種が下落している。SOMPOH<8630.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、レゾナック<4004.T>、信越化<4063.T>などの化学株も高い。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、オープンハウス<3288.T>、三井不<8801.T>などの不動産株も堅調だった。一方、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株が下落。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、バンナム<7832.T>、TOPPAN<7911.T>などのその他製品株も安い。

 個別では、ミツバ<7280.T>、三井海洋<6269.T>、ペプチドリーム<4587.T>、BEENOS<3328.T>、東洋炭素<5310.T>などが上昇。半面、アイエスビー<9702.T>、マーケットエンター<3135.T>、ケアネット<2150.T>、コーセー<4922.T>、ソースネクス<4344.T>などが下落している。

提供:ウエルスアドバイザー社

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