日経平均は64円程度安、上げ転換の場面もみられたが上値は重い動き=19日前場

 19日午前10時11分すぎの日経平均株価は、前週末比64円程度安い3万8422円前後で推移。午前10時09分には、同105円54銭安の3万8381円70銭を付けている。前週末16日に史上最高値に接近した後は、上値の重い動きだったことや、現地16日の米国株式市場で、経済指標を受けて米国債利回りが上昇したことで、NYダウとナスダック総合指数がともに3日ぶりに反落したことも意識され、売りが先行した。その後、押し目を拾う動きから上昇に転じる場面もみられたが、上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末16日の大阪取引所清算値比310円安の3万8300円だった。

 業種別では、33業種のうち7業種が下落、26業種が上昇している。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株が下落。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も安い。富士通<6702.T>、アドバンテスト<6857.T>などの電気機器株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株も軟調。一方、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株が上昇。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も高い。

 個別では、日本CMK<6958.T>、マイクロニ<6871.T>、メック<4971.T>、芝浦<6590.T>、ライドリC<2585.T>などが下落。半面、三菱鉛筆<7976.T>、セック<3741.T>、Wismet<9260.T>、三住建設<1821.T>、キヤノ電子<7739.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時11分時点で、1ドル=149円台の後半(前週末16日は150円23-24銭)、1ユーロ=161円台の後半(同161円65-69銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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