日経平均は121円安、プライム値上がり銘柄は6割超も上値は重い=19日前場

 19日前場の日経平均株価は、前週末比121円65銭安の3万8365円59銭と3日ぶりに反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同3.58ポイント高の2628.31ポイントと3日続伸した。日経平均は、前週末16日に史上最高値に接近した後は、上値が重い動きとなっている。現地16日の米国株式市場で、米国債利回りが上昇し、NYダウとナスダック総合指数がともに3日ぶりに反落したことも意識された。一時は、上昇に転じる場面もみられたが、積極的に上値を買う動きは限定的だった。再び売り圧力が強まり、午前11時16分には、同205円54銭安の3万8281円70銭を付ける場面もみられた。東証プライム市場の出来高は8億1721万株、売買代金は2兆3872億円。騰落銘柄数は値上がりが1083銘柄で6割超となったが上値は重く、値下がりは534銘柄、変わらずは38銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち11業種が下落、22業種が上昇した。大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、ブリヂス<5108.T>、住友ゴム<5110.T>などのゴム製品株が下落。富士通<6702.T>、アドバンテスト<6857.T>などの電気機器株や、ANA<9202.T>、スカイマーク<9204.T>などの空運株も安い。大東建託<1878.T>、東建物<8804.T>などの不動産株や、電通グループ<4324.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も軟調。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、商船三井<9104.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株も弱い。一方、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株が上昇。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も高い。

 個別では、日本CMK<6958.T>、ギフティ<4449.T>、ライドリC<2585.T>、芝浦<6590.T>、メック<4971.T>などが下落。半面、三菱鉛筆<7976.T>、セック<3741.T>、Wismet<9260.T>、ぐるなび<2440.T>、キヤノ電子<7739.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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