日経平均は31円安、先物主導で乱高下=20日前場

 20日前場の日経平均株価は、前日比31円74銭安の3万8438円64銭と続落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同5.50ポイント安の2634.19ポイントと4日ぶりに反落した。朝方は買いが先行。株価指数先物に断続的な買いが入ったことをきっかけに、日経平均は一時270円を超える上昇を見せる場面もみられた。ただ、その後は一転して株価指数先物に売りが出たことから下げ転換。午前11時6分には、同83円38銭安の3万8387円00銭を付けた。株価指数先物に振り回される格好で乱高下した。東証プライム市場の出来高は8億2080万株、売買代金は2兆3527億円。騰落銘柄数は値上がりが782銘柄、値下がりは818銘柄、変わらずは56銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち23業種が下落、10業種が上昇した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が下落。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株も軟調。JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株や、TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が上昇。武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株や、NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株も高い。

 個別では、アトラエ<6194.T>、イトーキ<7972.T>、静岡ガス<9543.T>、平和堂<8276.T>、オイラ大地<3182.T>などが下落。半面、佐鳥電機<7420.T>、日東紡<3110.T>、ニーズウェル<3992.T>、さくら<3778.T>、DmMiX<7354.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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