日経平均は118円程度安、売り先行後は下げ渋る格好=6日前場

 6日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比118円程度安い3万9979円前後で推移する。きのう5日は3日ぶりに反落し、終値ベースでは4万円を維持したものの、現地5日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数がともに続落したことから、売り優勢でスタート。寄り付き直後には、同328円59銭安の3万9769円04銭を付けている。その後は、押し目を拾う動きから、下げ渋る格好となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比330円安の3万9800円だった。

 業種別では、33業種のうち8業種が下落、25業種が上昇している。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、日立<6501.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株が下落。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。SUMCO<3436.T>、洋缶HD<5901.T>などの金属製品株や、大日印<7912.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も軟調。一方、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株が高い。帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。

 個別では、ブレインパッド<3655.T>、フジコーポ<7605.T>、エンプラス<6961.T>、サンケン<6707.T>、ルネサス<6723.T>などが下落。半面、フォーカス<4662.T>、アインHD<9627.T>、ツムラ<4540.T>、三井ES<7003.T>、ソースネクス<4344.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時6分時点で、1ドル=150円前後(5日は150円41-43銭)、1ユーロ=162円台の後半(同163円14-18銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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