日経平均は6円安と小幅続落、プライム値上がりは7割超えTOPIXは連日の昨年来高値=6日後場

 6日後場の日経平均株価は、前日比6円85銭安の4万90円78銭と小幅ながら続落。TOPIX(東証株価指数)は同10.74ポイント高の2730.67ポイントと続伸し、連日で終値ベースの昨年来高値を更新した。日経平均は朝方、現地5日の米国株安を受け、寄り付き直後には同328円59銭安の3万9769円04銭を付ける場面があった。その後は、押し目を拾う動きが強まり下げ幅を縮小。底堅い展開のなか後場に入り上げ転換し、前日終値を挟んだ値動きが続いた。プライム市場の出来高は18億3441万株、売買代金は5兆1232億円。騰落銘柄数は値上がり1200銘柄と7割を超えた一方、値下がりは401銘柄。変わらずは55銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち7業種が下落、26業種が上昇した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株が下落。日立<6501.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株や、オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株も安い。ANA<9202.T>などの空運株や、ヤマハ<7951.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株も弱い。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株が高い。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も上昇した。

 個別では、フジコーポ<7605.T>、サンケン<6707.T>、エラン<6099.T>、ブレインパッド<3655.T>、レーザーテク<6920.T>などが下落。半面、クロスキャット<2307.T>、ツムラ<4540.T>、フォーカス<4662.T>、アインHD<9627.T>、曙ブレーキ<7238.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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