日経平均は111円高と4日ぶり反発、プライム値上り数は7割超=14日後場

 14日後場の日経平均株価は、前日比111円41銭高の3万8807円38銭と4日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同13.08ポイント高の2661.59ポイントと4日ぶりに反発した。きのう13日に上値の重い展開だった流れが継続し、朝方は売りが先行。売り一巡後は、下値を拾う動きがみられ下げ渋った。後場に入り、外国為替市場で、円がドルに対して円安方向に振れたことも支えに上げ転換。取引終了にかけて堅調な値動きが続き、日経平均株価は取引終了間際に、同144円36銭高の3万8840円33銭の高値を付けた。プライム市場の出来高は16億6028万株。売買代金は4兆3374億円。騰落銘柄数は値上がりが1236銘柄と7割を超え、値下がりは382銘柄。変わらずは38銘柄だった。

 市場では「きのう13日ときょう14日は、午後に入り下げ渋る動きをみせた。時間的には欧州系投資家による買いが入った可能性もある」(中堅証券)との見方があった。

 業種別では、33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が上昇。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も高い。三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株も堅調。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株もしっかり。一方、北越コーポ<3865.T>、レンゴー<3941.T>などのパルプ紙株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株が下落。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。

 個別では、極東証券<8706.T>、雪印メグ<2270.T>、ネオジャパン<3921.T>、三菱マテリアル<5711.T>、ラクスル<4384.T>などが上昇。半面、M&A総研<9552.T>、ソースネクス<4344.T>、さくら<3778.T>、ファーマF<2929.T>、三井ES<7003.T>などが安い。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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