日経平均は214円程度安、売り一巡後は積極的な売買が限られているもよう=19日前場

 19日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比214円程度安い3万9526円前後で推移する。きのう18日に大幅反発した反動や、利益確定売りなどで、朝方から売りが先行。午前9時49分には、同281円54銭安の3万9458円90銭を付けている。売り一巡後は、日銀の金融政策決定会合の内容を確認したいとして、積極的な売買は限られているもよう。現地18日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比105円安の3万9415円と軟調だった。同日の米国株式市場では、ハイテク関連が物色され、NYダウが3日ぶり、ナスダック総合指数が4日ぶりに反発している。

 業種別では、33業種のうち12業種が下落、21業種が上昇している。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株が下落。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、AGC<5201.T>、TOTO<5332.T>などのガラス土石株も安い。信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も軟調。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、特種東海<3708.T>、レンゴー<3941.T>などのパルプ紙株が上昇。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株もしっかり。

 個別では、三井ES<7003.T>、神戸物産<3038.T>、MSOL<7033.T>、マイクロニ<6871.T>、サムコ<6387.T>などが下落。半面、北越コーポ<3865.T>、リズム<7769.T>、さくら<3778.T>、ソースネクス<4344.T>、RPAH<6572.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=149円台の前半(18日は149円12-14銭)、1ユーロ=162円台の前半(同162円43-47銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ