<相場の読み筋>3月27日

2024/3/27 7:45

 26日の米国株式は、NYダウが前日比31.31ドル安の3万9282.33ドルと3日続落、ナスダック総合指数が同68.768ポイント安の1万6315.699ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8070万株、ナスダック市場が48億2320万株だった。米2月耐久財受注(速報)が前月比1.4%上昇し、市場予想平均の同1.0%上昇を上回った。堅調な経済指標を好感し、NYダウは反発する場面もみられたが、FRB(米連邦準備制度理事会)がインフレ指標として重要視する個人消費支出の2月分が29日に発表されることを控え、様子見姿勢が強まった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやメタ(旧フェイスブック)、アプライド・マテリアルズなどが軟調だった。

 27日の東京株式は反発後、しっかりした展開か。きのう26日の日経平均株価は、終値形成時に下げ転換するなど、不安定な値動きだったが、3月権利付きの最終売買日にあたり、権利取りの動きに加え、株価指数先物に配当金再投資による買いなどから、堅調な値動きが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(26日は151円32-34銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円トビ台(同164円05-09銭)と小動き。26日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、富士フイルム<4901.T>、日産自<7201.T>などが、26日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比80円高の4万270円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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