<相場の読み筋>4月3日

2024/4/3 7:45

 2日の米国株式は、NYダウが前日比396.61ドル安の3万9170.24ドルと続落、ナスダック総合指数が同156.383ポイント安の1万6240.449ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億2693万株、ナスダック市場が44億2719万株だった。米景気が堅調に推移するとの見方から、米10年物国債の利回りが一時4.4%台に上昇(価格は下落)。株式の相対的な割高感が意識されたほか、利益確定売りに押され、NYダウは一時510ドルを超える下げをみせる場面もあった。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやアムジェン、ナイキなどが、値下がり率の上位に入っている。

 3日の東京株式は反落後、もみ合いとなりそう。日経平均株価は、きのう2日に反発したものの、上値の重い展開だったことや、現地2日の米国株式が下落したこともあり、売り先行スタートとなろう。その後は、落ち着きどころを探る動きとなることが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(2日は151円67-69銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同162円91-95銭)とやや円安に振れている。2日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフ<4689.T>、アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などが、2日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比250円安の3万9670円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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