日経平均は960円安と急反落、プライム値下がり銘柄9割迫る=5日前場

 5日前場の日経平均株価は、前日比960円90銭安の3万8812円24銭と大幅に反落。TOPIX(東証株価指数)も同49.53ポイント安の2682.47ポイントと反落した。米株安を受けて朝方から売りが先行。弱含みの展開が続くなか、日経平均は午前10時57分に、同998円90銭安の3万8774円24銭と下げ幅1000円に肉薄した。外国為替市場で円高に振れていることも意識され、その後も安値圏でのもみ合いとなった。東証プライム市場の出来高は9億3067万株、売買代金は2兆2978億円。騰落銘柄数は値上がりが158銘柄に対し、値下がりは1460銘柄と9割を近い。変わらずは34銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇した。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株が下落。テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株も安い。バンナム<7832.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株も軟調。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株も弱い。一方、三井松島HD<1518.T>、INPEX<1605.T>などの鉱業株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株、クラボウ<3106.T>、ゴルドウイン<8111.T>などの繊維株が高い。

 個別では、東邦鉛<5707.T>、三協立山<5932.T>、ダイセキ<9793.T>、TOWA<6315.T>、ソシオネクス<6526.T>などが下落。半面、オンワードH<8016.T>、ハローズ<2742.T>、富士石油<5017.T>、アルインコ<5933.T>、ハイデ日高<7611.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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