日経平均は525円高、戻り待ちの売り消化し堅調推移=8日前場

 8日前場の日経平均株価は、前週末比525円73銭高の3万9517円81銭と大幅に反発。TOPIX(東証株価指数)も同32.58ポイント高の2735.20ポイントと反発した。朝方から買いが先行。戻り待ちの売りを消化しながら堅調に推移し、日経平均は午前11時3分に、同625円28銭高の3万9617円36銭を付けた。手がかり材料に乏しいものの、その後もしっかりだった。東証プライム市場の出来高は7億7322万株、売買代金は2兆402億円。騰落銘柄数は値上がりが1287銘柄で全体の8割近くとなった一方、値下がりは317銘柄だった。変わらずは47銘柄。

 業種別では、33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、クレセゾン<8253.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株が上昇。ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も高い。OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、三井物産<8031.T>、三菱商事<8058.T>などの卸売株も堅調。キーエンス<6861.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、テルモ<4543.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株もしっかり。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が下落した。

 個別では、キユーピ<2809.T>、あいちFG<7389.T>、泉州電業<9824.T>、ソシオネクス<6526.T>、新日空調<1952.T>などが上昇。半面、中部鋼鈑<5461.T>、瑞光<6279.T>、ユニチカ<3103.T>、サーラ<2734.T>、ダイセキ<9793.T>などが下げた。

提供:ウエルスアドバイザー社

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