日経平均は193円高、買い先行後は伸び悩む=9日前場

 9日前場の日経平均株価は、前日比193円72銭高の3万9540円76銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)も同9.12ポイント高の2737.44ポイントと続伸した。朝方から買いが先行し午前9時6分には、日経平均が同302円23銭高の3万9649円27銭を付けた。その後は、手がかり材料に乏しいなか、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となり、午前11時過ぎには130円程度高まで上げ幅を縮小する場面もみられた。東証プライム市場の出来高は7億3067万株、売買代金は1兆9117億円。騰落銘柄数は値上がりが926銘柄、値下がりは648銘柄、変わらずは77銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落した。三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株が上昇。三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株や、三井物<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、信越化<4063.T>、日東電<6988.T>などの化学株も堅調。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株もしっかり。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、テルモ<4543.T>、オリンパス<7733.T>などの精密機器株、王子HD<3861.T>、北越コーポ<3865.T>などのパルプ紙株が安い。

 個別では、ジャステック<9717.T>(監理)、さくら<3778.T>、野村マイクロ<6254.T>、T&Gニーズ<4331.T>、霞ヶ関キャピ<3498.T>などが上昇。半面、ローム<6963.T>、マニー<7730.T>、WNIウェザ<4825.T>、ウエルシアH<3141.T>、朝日インテク<7747.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ