<米国株情報>メーシーズ、買収提案のアークハウスが推薦する取締役候補2人を指名

株式

2024/4/11 10:08

 百貨店チェーン大手メーシーズ<M>は10日、同社に対して買収を提案している投資会社アークハウス・マネジメントが推薦する2人を取締役会と財務委員会のメンバーとして選任する方針を明らかにした。

 アークハウスは小売業界への投資を得意とする資産運用会社ブリゲード・キャピタル・マネジメントとともにメーシーズの非公開化を前提とした買収案を提示したが、メーシーズがこれを拒否。その後、アークハウスが9人の取締役候補を指名し、5月の株主総会に向けた委任状争奪戦の激化が予想されていたが、メーシーズがこのうち2人を選任することで収束を図った。

 取締役に指名されたのはリチャード・クラーク氏とリチャード・L・マーキー氏で、他の7人の候補者は指名を辞退した。トニー・スプリングCEO(最高経営責任者)はCEO兼会長となる。

 アークハウスは声明文で、「クラーク氏とマーキー氏が取締役会と財務委員会に選任されたことで、われわれの(買収)案が引き続き真剣かつ迅速に検討されるだろう」としている。

 メーシーズも買収案について、クラーク氏とマーキー氏が評価するとし、「取締役会はアークハウスとブリゲードの買収提案に関し、引き続き協議を行っている」とした。すでに投資家グループと機密保持契約を結び、デューディリジェンス(適切な企業や資産の調査・確認手続)情報も提供しているとしている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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