日経平均は216円安と3日ぶり反落、取引終了前に下げ幅縮小=5月1日前場

 5月1日前場は日経平均株価が、前日比216円12銭安の3万8189円54銭、TOPIX(東証株価指数)も同17.47ポイント安の2725.70ポイントとそろって3日ぶりに反落した。現地4月30日の米国株式市場で、米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)したことを受け、NYダウ・ナスダック総合指数がともに3日ぶりに反落。これを受け、朝方から売りが先行。午前10時20分には、日経平均が同369円42銭安の3万8036円24銭を付けた。その後は、安値圏で推移したが、前場の取引終了前に下げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は8億8796万株、売買代金は2兆5134億円。騰落銘柄数は値上がりが338銘柄で、値下がりは1269銘柄とプライム銘柄の4分の3を超えている。変わらずは42銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。TOTO<5332.T>、ガイシ<5333.T>などのガラス土石株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も安い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株も軟調。ジャックス<8584.T>、オリックス<8591.T>などのその他金融株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も弱い。一方、関西電<9503.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株や、JR東日本<9020.T>、JR西日本<9021.T>などの陸運株、ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株が高い。

 個別では、日本調剤<3341.T>、M&ACH<2127.T>、日揮HD<1963.T>、インフォMT<2492.T>、平和不<8803.T>などが下落。半面、レーザーテク<6920.T>、アイエスビー<9702.T>、アイネス<9742.T>、ナブテスコ<6268.T>、タムロン<7740.T>などが上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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