<相場の読み筋>4月16日

2024/4/16 7:45

 15日の米国株式は、NYダウが前週末比248.13ドル安の3万7735.11ドルと6日続落、ナスダック総合指数が同290.075ポイント安の1万5885.019ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億6757万株、ナスダック市場が46億3612万株だった。米3月小売売上高は前月比0.7%増となり、市場予想平均の同0.4%増を上回った。米国の堅調な消費動向を受け、インフレ圧力が強まるとの警戒感から米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)。株式の相対的な割高感が意識された。また、中東の地政学リスクの高まりも重しとして意識された。NYダウ採用銘柄では、セールスフォースやアップル、マイクロソフトなどが値下がり率の上位に入っている。

16日の東京株式は続落後、落ち着きどころを探る展開か。日経平均株価はきのう15日、下げ幅を縮小して取引を終えていたが、現地15日の米国株安を受けて、売り優勢スタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の前半(15日は153円90-91銭)と円安に傾く一方、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の後半(同164円02-06銭)とやや円高方向にある。15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、アドバンテス<6857.T>、ローム<6963.T>などが、15日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比525円安の3万8705円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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