日経平均は842円程度安、半導体関連株が下落し軟調な展開=19日前場

 19日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前日比842円程度安い3万7237円前後で推移する。きのう18日、取引終了にかけ上値が重い展開だったことや、現地18日のSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が続落していることもあり売りが先行。指数寄与度の高い半導体関連株が下落し、日経平均は午前10時4分に、同879円96銭安の3万7199円74銭を付けている。その後、落ち着きどころを探る動きが続いている。現地18日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比380円安の3万7790円だった。

 業種別では、33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇している。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、ディスコ<6146.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株が下落。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も安い。OLC<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も軟調。信越化<4063.T>、日東電<6988.T>などの化学株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も弱い。一方、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株が高い。

 個別では、タツモ<6266.T>、いなげや<8182.T>、TOWA<6315.T>、ローツェ<6323.T>、芝浦<6590.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、ブロンコB<3091.T>、資生堂<4911.T>、ちゅうぎんF<5832.T>、サイゼリヤ<7581.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時5分時点で、1ドル=154円台の半ば(18日は154円27-28銭)、1ユーロ=164円台の半ば(同164円77-81銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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