日経平均は1011円安と大幅反落、今年最大の下げ幅で3年2カ月ぶりの大きさ=19日後場

 19日後場は日経平均株価が、前日比1011円35銭安の3万7068円35銭、TOPIX(東証株価指数)が同51.13ポイント安の2626.32ポイントといずれも大幅に反落して取引を終えた。日経平均は3月11日の868円安を超え今年最大の下げ幅で、21年2月26日(1202円安)以来、3年2カ月ぶりの大きさとなった。現地18日のSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が続落したことから、半導体関連株が急落。さらにイスラエルによるイランへのミサイル攻撃も伝わり、午前11時25分に、同1346円64銭安の3万6733円06銭を付けた。後場に入り、中東情勢をめぐり情報が錯そうするなか、軟調推移のまま取引を終えた。東証プライム市場の出来高は21億6875万株、売買代金は5兆4658億円。騰落銘柄数は値上がりが86銘柄で、値下がりは1554銘柄と全体の9割を超えた。変わらずは12銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が下落し、3業種が上昇した。アドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株や、ディスコ<6146.T>、SMC<6273.T>などの機械株が下落。SUMCO<3436.T>、三益半導<8155.T>などの金属製品株や、オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株も安い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>の空運株も軟調。デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株や、信越化<4063.T>、日東電<6988.T>などの化学株も弱い。一方、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株、アステラス薬<4503.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株が高い。

 個別では、いなげや<8182.T>、TOWA<6315.T>、タツモ<6266.T>、レーザーテク<6920.T>、マイクロニ<6871.T>などが下落。半面、さくら<3778.T>、ブロンコB<3091.T>、ウェルビー<6556.T>、デサント<8114.T>、カナミックN<3939.T>などが上昇した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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