日経平均は99円高と続伸、買い一巡後は上値重く一時下げ転換=23日前場

 23日前場は日経平均株価が、前日比99円45銭高の3万7538円06銭、TOPIX(東証株価指数)が同3.96ポイント高の2666.42ポイントといずれも続伸して取引を終えた。朝方は現地22日の米国株式市場で、中東情勢への警戒感が後退し、NYダウが3日続伸、ナスダック総合指数は7日ぶりに反発。それを受け日本株は買い優勢でスタート。日経平均は、午前9時03分に同379円17銭高の3万7817円78銭を付けた。ただ、その後は、手がかり材料難のなか戻り待ちの売りに押されて、上値の重い展開となり、一時下げ転換する場面もみられた。東証プライム市場の出来高は7億4364万株、売買代金は1兆9345億円。騰落銘柄数は値上がりが898銘柄、値下がりは694銘柄、変わらずは60銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、東ガス<9531.T>、大ガス<9532.T>などの電気・ガス株が上昇。三井松島HD<1518.T>、INPEX<1605.T>などの鉱業株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も高い。大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株も堅調。大林組<1802.T>、清水建<1803.T>などの建設株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株もしっかり。一方、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株、TOYO<5105.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下落した。

 個別では、レノバ<9519.T>、東急建設<1720.T>、サンケン<6707.T>、ビジョン<9416.T>、三信電<8150.T>などが上昇。半面、さくら<3778.T>、SHIFT<3697.T>、エクセディ<7278.T>、北海電<9509.T>、オークワ<8217.T>などが下落した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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