日経平均は500円程度安、売り先行後も時間外取引での米株価指数先物が下落=25日前場

 25日午前10時3分すぎの日経平均株価は、前日比500円程度安い3万7959円前後で推移する。きのう24日に大幅に3日続伸した反動や、戻り待ちの売りが先行。午前9時25分には、同579円12銭安の3万7880円96銭を付けている。現地24日の米国株式市場では、NYダウが5日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は3日続伸するなど、まちまちだった。ただ、時間外取引で米株価指数先物が下落していることも、重しとなっているようだ。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比255円安の3万8185円だった。

 業種別では、全33業種が下落している。浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株や、アサヒ<2502.T>、JT<2914.T>などの食料品株が下落。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株も安い。OLC<4661.T>、楽天グループ<4755.T>などのサービス株や、ゴルドウイン<8111.T>、デサント<8114.T>などの繊維株も軟調。NTT<9432.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も弱い。

 個別では、メタウォータ<9551.T>、フューチャー<4722.T>、高純度化<4973.T>、キヤノン<7751.T>、Appier<4180.T>などが下落。半面、航空電子<6807.T>、大真空<6962.T>、ルネサス<6723.T>、イリソ電子<6908.T>、フィードワン<2060.T>などが高い。

 東京外国為替市場は午前10時3分時点で、1ドル=155円台の前半(24日は154円89-91銭)、1ユーロ=166円台の前半(同165円54-58銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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