日経平均は306円高、円安背景に上げ幅拡大も連休控え伸び悩み=26日後場

 26日後場は日経平均株価が、前日比306円28銭高の3万7934円76銭、TOPIX(東証株価指数)も同22.95ポイント高の2686.48ポイントと反発して取引を終えた。米IT企業の好決算による支えや、きのう25日に大幅下落した反動から買いが先行。注目された日銀の決定会合では、政策金利である無担保コールレート翌日物の誘導目標を0.0-0.1%で据え置くことを決定。それを受け為替市場では、1ドル=156円台の前半まで円安方向に振れた。日経平均は円安を追い風に、午後零時33分に同469円06銭高の3万8097円54銭を付けた。その後は、連休を控えることもあり、伸び悩んだ。東証プライム市場の出来高は18億6122万株、売買代金は4兆9674億円。騰落銘柄数は値上がりが1189銘柄、値下がりは420銘柄、変わらずは42銘柄だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井不<8801.T>、菱地所<8802.T>などの不動産株が上昇。パイロット<7846.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、アステラス薬<4503.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株も高い。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も堅調。SUMCO<3436.T>、ニッパツ<5991.T>などの金属製品株や、キーエンス<6861.T>、東エレク<8035.T>などの電気機器株もしっかり。一方、信越化<4063.T>、花王<4452.T>などの化学株や、中部電<9502.T>、東ガス<9531.T>などの電気・ガス株、JR東日本<9020.T>、JR東海<9022.T>などの陸運株が下落した。

 個別では、SBテクノ<4726.T>(監理)、アイザワ証G<8708.T>、三益半導<8155.T>(監理)、ユアテック<1934.T>、ゼオン<4205.T>などが上昇。半面、東光高岳<6617.T>、フタバ<7241.T>、柿安本店<2294.T>、愛三工<7283.T>、ジェコス<9991.T>などが安い。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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