30日の債券市場見通し=上伸する展開か

債券

2020/1/30 8:27

予想レンジ:債券先物中心限月(20年3月限)152.50円-152.70円、長期国債利回りマイナス0.060%-マイナス0.040%

 28日の債券市場は、上昇する展開か。

 前日の米国債は反発。新型肺炎の感染拡大への懸念が引き続き、債券買いを誘った。FRB(米連邦公開市場委員会)は、全会一致で政策金利を据え置いた。パウエル議長は会見で、新型肺炎について、「楽観視しない」と述べたことを受けて、景気の先行きに慎重と受け止められた。

 国内市場では、米債券高を受けて買いが優勢となりそうだ。夜間取引ではほぼ高値で引けた。新型肺炎が実体経済にもたらす悪影響が一段と深刻化し、世界的な金利低下(価格は上昇)材料になりやすく、リスク回避の動きが強まりそうだ。財務省が実施する2年国債入札は、金利先高観が乏しいなかで、消化不安はなさそうだ。

提供:モーニングスター社

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