オリンパスが昨年来高値、野村証は「Buy」継続、目標株価は2400円に引き上げ

株式

2020/2/7 16:49

 オリンパス<7733.T>が3日続伸、270円高の2148円まで買われ、連日の昨年来高値更新。野村証券では6日付で、投資判断「Buy」(買い)を継続、目標株価は2050円から2400円に引き上げている。

 同証券では、中国の中長期成長性を考慮し、業績予想を上方修正、あわせて目標株価を2400円に引き上げるとしている。6日に、第3四半期(19年10-12月)連結業績、20年3月期連結業績見通しを発表。「コストダウン、新製品投入、中国内視鏡の成長性、が確認できた好決算」とコメント。

 (1)医療事業の10-12月期売上高・営業利益は想定通りだが内訳に注目(2)中国は内視鏡で現地通貨ベース前年同期比56%増収(3)保守・サービスも同10%増収と好調(4)会社側は医療事業の20年3月期売上高予想を120億円引き上げるも、営業利益は60億円上方修正にとどめる(5)中国のコロナウイルスの影響は精査中で会社側予想にいれていない(6)内視鏡新製品を「承認が得られた市場から早期の市場導入を進める」と説明会資料に記載――などをポイントに挙げている。

 同証券では連結営業利益について、20年3月期940億円(前期比3.3倍、従来900億円、会社側計画は920億円)、21年3月期1270億円(従来1220億円)、22年3月期1530億円(同1480億円)と試算している。

 7日の終値は、前日比186円高の2064円。

提供:モーニングスター社

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