10日の東京株式市場見通し=軟調な展開か

国内市況

株式

2020/2/10 7:47

 予想レンジ:2万3600円-2万3900円(7日終値2万3827円98銭)

 10日の東京株式は、軟調な展開となりそう。前週末7日の日経平均株価は上値の重い展開となっていたことや、同7日の米国株式市場で、NYダウ、ナスダック総合指数がともに下落したこともあり、売りが先行するとみられる。中国で新型肺炎の流行の行方が不透明のなか、現地企業の操業開始時期が見通しづらく、業績への影響を警戒する動きが強まることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(前週末7日終値は109円92-93銭)、ユーロ・円が1ユーロ=120円前後(同120円54-58銭)と円高方向に振れている。円高が重しとして意識される場面もありそう。前週末7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、コマツ<6301.T>、ソニー<6758.T>などが、7日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所終値比165円安の2万3665円だった。(高橋克己)

10日の主な経済指標・スケジュール

【国内】

・14:00 1月景気ウォッチャー調査

・エルニーニョ監視速報

・決算発表=東レ<3402.T>、三菱地所<8802.T>

【海外】(時間は日本時間)

・10:30 中国1月生産者物価・消費者物価

・トランプ米大統領は2021年度の予算教書を公表予定

・タイ市場休場

・決算発表=ミシュラン

◎関連情報は投資の参考として情報提供のみを目的としたものであり、株式の売買は自己責任に基づき、ご自身で判断をお願いします。

提供:モーニングスター社

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