レンゴーが小幅高、大和証は「3」・目標株価870円に引き上げ

株式

2020/2/10 17:03

 レンゴー<3941.T>が小幅高。大和証券では7日付で、投資判断を「4」(アンダーパフォーム)から「3」(中立)に、目標株価を730円から870円に、それぞれ引き上げている。

 投資判断引き上げは、1株当たり配当金予想の増配発表など業績水準の切り上がりに伴って、バリュエーション面からみて従来予想時よりも株価の評価余地があると考えることを背景に挙げている。ただ、古紙価格下落や新規参入などにより段ボール原紙の価格下落リスクが完全に払拭されていないことには注意を払う必要があろうともコメントしている。

 同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、20年3月期405億円(前期比60%増、従来330億円、会社側計画は410億円)、21年3月期435億円(従来350億円)、22年3月期460億円(同360億円)と試算。

 20年3月期は、景気悪化に伴う段ボール販売量の伸び悩みはあるものの、古紙価格下落によるプラス効果の拡大、固定費増の影響が従来予想より限定的になることを修正理由に挙げている。21年3月期は段ボール販売増などが増益に寄与するものの、古紙価格下落によるコストメリット、値上げ効果などが一巡してくることには留意する必要があろうとしている。

 午前11時20分時点の株価は前週末比2円高の909円。

提供:モーニングスター社

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